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グリーン化特例による自動車税の重課対象者です

平成29年度自動車税納税通知書が届きました

自動車税のグリーン化税制により

自動車税が軽減される車もあれば

自動車税が高くなる車もあります

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自動車税とは

平成29年度自動車税のお知らせが届きました。

自動車税は、4月1日現在の自動車の所有者の方に1年間分課税されます。

自動車税は、乗用車なら総排気量、トラックなら最大積載量など、自動車の種類ごとに税金の額が異なります。

自家用乗用車の場合、総排気量1リットル以下で29,500円、1リットル超からは0.5リットル刻みで税金の額があがり、6リットル超の111,000円まで設定があります。

自動車税を納める期限は、5月31日までです。

納税通知書が届いてから20日ほどしかないので、意外と慌ただしいですよね。

 

自動車グリーン税制による軽課・重課

自動車グリーン税制って聞いたことがあるでしょうか?

環境性能に優れた、いわゆる「エコカー」に対する税金の優遇制度のうち、対象となる新車を購入した場合にかかる自動車取得税と対象期間中の新車新規検査の際に納付する自動車重量税減税されるというのは、テレビCMなどでもよく耳にするエコカー減税です。

一方、自動車グリーン税制(国土交通省のHPでは自動車税のグリーン化特例)は、自動車税・軽自動車税の特例で、排出ガス性能及び燃費性能に優れた自動車に対して、それらの性能に応じて、自動車税・軽自動車税を軽減するとともに、新車新規登録等から一定年数を経過した自動車に対して自動車税・軽自動車税を重課する(高い税金をかける)という制度です。

エコカーについて優遇措置がある一方で、一定年数を経過した自動車については自動車税を10%又は15%高くする特例措置が設けられているため、エコカー減税とは切り離されているのですね(一部のひとにとっては減税ではなく増税なので)。

どのような車の自動車税がどれ位アップするかというと、新車新規登録からの年数が13年を経過したガソリン車(ハイブリッド車を除く)などについて、乗用車等の場合、通常より15%増しの自動車税が課せられます。

13年経過とは、平成29年度の場合、車検証の初度登録年月が平成16年3月以前のガソリン車などが対象となります。

重課対象者です…

我が家の車は登録年が平成13年、かつ、エコカーに該当しない一般のガソリン車なので、自動車税の負担が重くなる対象車です。自動車税39,600円也…

エコカー減税については、よく耳にするので、違和感はありませんでしたが、正直、マイカーが重課(税金が高くなる)の対象になると、う~ん…と思ってしまいます。

車を大切に乗り続けることがそれほど環境に負荷を与えているのでしょうか?

自動車税の納税通知書とともに送られる「自動車税のグリーン化税制の概要」というパンフレット(神奈川県の場合)には、エコカーへの減税についても、一定年数を経過した車への増税についても、環境への負担に関して数字を挙げて説明してあるわけではありません。

「燃費性能等の優れた自動車」については自動車税を軽減する、という説明があるならば、「一定年数を経過した自動車」についても、なぜ一定年数を経過すると自動車税が高くなるのか説明が欲しいです。

そうでなければ、環境のためというより、新しい車を買ってほしいという新車の販売促進、ひいては自動車産業優遇の税制と感じてしまいます。

 

我が家の場合、マイカーを同じ排気量のエコカーに乗り換えれば、自動車税が39,600円から9,000円へ、3万円以上も安くなります。

ただし、安くなるのは新車登録の翌年度のみで、次の年度からは本来の税率(34,500円)となります。

目先の減税だけを考えて、新車に買い替えることもないでしょうが、減税がいつまでも続くわけではないことは知っておくとよいでしょう。


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このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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神奈川県鎌倉市で相続を得意とする女性税理士(横浜家庭裁判所 成年後見人等推薦者名簿登載者)が、お客様の負担をできるだけ軽減するため相続税の申告から相続にまつわる各種お手続きなどをサポートしております

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