生前にしておきたい相続のための手続き

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相続の手続きでよく必要となる印鑑証明書

専業主婦の奥様ですと

ご自分の実印を使用する機会がなく

相続が発生してから急いで登録するケースがあります

印鑑証明書の発行に必要なもの

不動産登記、公正証書の作成、車の登録などの手続きをするときには通常、「印鑑登録証明書印鑑証明書)」が必要となります

印鑑証明書は、書類に押されたハンコが間違いなく本人のものであるか、本人が書類の作成者であるかを確かめるもので、多くの重要な書類には印鑑証明書の添付が求められます

この、印鑑証明書の発行には、①登録する印鑑と、②お住いの市区町村での印鑑登録という手続きの両方が必要となります

ハンコを市区町村役場に届け出ることで、印鑑証明書をとることができるようになり、そのハンコが本当にご自身のものだと公に証明することが可能になるのです

この「印鑑登録」したハンコを一般的に「実印」と呼びます

登録できる印鑑

印鑑登録をしなければ、たとえ実印用のハンコを作っても「実印」にはなりません

登録する印鑑は、普段使用しているハンコでも各自治体が認めるものであれば登録可能です

各市区町村では、登録できない印鑑として、次のようなものを挙げています

  • ゴム印その他の印鑑で変形しやすいもの
  • 印影の大きさが、一辺の長さ8ミリメートルの正方形に収まるもの又は一辺の長さ25ミリメートルの正方形に収まらないもの
  • 印影を鮮明に表しにくいもの又は文字の判読が困難なもの
  • 流し込み又は機械彫り等、大量に生産されているもの
  • 縁のないもの又は縁が破損していて適当でないもの

利用場面が重要なものなので、大量生産されたものではなく、偽造されにくいように少し複雑なハンコやフルネームで彫刻されたものが望ましいということですね

登録できる印鑑は一人一つです

登録した印鑑「実印」は印鑑証明書とともに使用することで、意義のあるものとなります

それぞれの取扱いには、十分留意しましょう

こんなケースだと発行に時間がかかります

相続では、相続人各自実印印鑑証明書が必要となることがあります

専業主婦の奥様の場合、印鑑証明書を使用する機会が少なく、相続が発生してから急いで登録するケースも珍しくありません

市区町村役場で印鑑登録をする際は、登録する印鑑と、運転免許証などの顔写真付き身分証明書があれば、その場で手続きをすることが出来ます(即日登録・即日印鑑証明書発行可能)

ところが、以下のようなケースでは、すぐに登録できず、登録に数日かかります

  1. 運転免許証やパスポートなどの顔写真付き身分証明書をお持ちでなく、健康保険証や年金手帳(顔写真なし)を提示して印鑑登録申請した場合
  2. 代理人が印鑑登録申請をした場合

上記1.の場合、申請住所(自宅)に印鑑登録の照会書(回答書付き)が郵送で届くので、回答書に必要事項を記入し登録申請者が回答書と本人確認書類を持参することにより、本人確認及び意思確認となり登録が完了します

上記2.の代理人による申請の場合は、本人の意思による申請であることを確認するため、本人あてに印鑑登録の照会書(回答書付き)が郵送され、回答書に本人が必要事項を記入し、本人確認書類(代理人が受取りの場合は、本人と代理人双方の本人確認書類)を持参することにより登録が完了します

なお、代理人が申請する場合は、通常の準備の他に委任状(代理人選任届)と代理人の印鑑(実印)、代理人の身分証明書類も必要となります

高齢女性の場合、運転免許証もパスポートもお持ちでない方はすくなくありません

また、高齢になると、足が不自由になったり、入院をして寝たきりになったりとご自身で印鑑登録申請をすることが難しくなる可能性が高まります

元気なうちにご自身の印鑑登録申請をして、実印を作っておくというのも相続対策の一つです

***編集後記***

しばらくお会いしていなかった税理士試験合格同期の方がブログを見つけてくれて、ご連絡いただきました

合格当初の気持ちを思い起こし、元気が出ました! ありがとうございます!