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電子母子手帳に期待すること

自治体から交付される母子手帳

あまり変化がないのかと思っていたら

電子母子手帳アプリが

利用できるようになっていました

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ごちゃごちゃの予防接種記録

自治体に妊娠の届出を提出すると「母子健康手帳」が交付されます

母子健康手帳(以下、母子手帳)は、妊娠の経過や子どもの健康や発育の状態、予防接種の記録など、特に妊娠初期から乳幼児期までの母親と子どもの健康を管理するために大切なものです

この自治体から交付される母子手帳は紙ですが、子どもが成長すると、ページが折り曲がり、予防接種の記入欄は足りなくなって、追加の用紙がノリで貼られ…となんだかゴチャゴチャに

歴史の重み、年季がはいっている、といえばそれまでですが、特に予防接種の記録が分かりにくくなっている点が気になっていました

 

母子手帳の電子化

予防接種を頻繁に受ける年代を過ぎると、定期予防接種の間隔があき、次はいつ何を接種するのか、そのスケジュール管理がわかりにくくなります

自治体からリマインドのハガキが頼りです

 

最近、母子健康手帳を電子化するサービスが出現していると聞いて、一番の期待はその予防接種スケジュール管理機能です

複雑な予防接種のスケジュールも、出生日などから自動でスケジュール作成できるなど、簡単にスケジュール管理ができ、予防接種予定日が近づいたときにお知らせを受け取れます

また、外出や通院時には必携な母子手帳が電子化されれば、スマートフォンさえ持っていれば安心と、その手軽さにも注目が集まっています

 

電子母子手帳アプリをいれてみました

(株)エムティーアイが企画・開発した電子母子手帳サービスが、神奈川県の「平成28年度母子健康アプリケーションを活用したヘルスケアICTモデル事業」に採択され、平成28年9月より神奈川県の一部の市町村で提供が開始されています

利用は無料

利用者は、スマートフォンを通して、市町が配信する予防接種の情報を入手できるほか、接種日が近づくと事前にアラームで知らせてくれる機能もある、というものです

予防接種には、定められた期間中なら公費で受けられる「定期接種」と、希望者が自己負担で受ける「任意接種」があります

自治体が推奨するスケジュールに従って「定期接種」は受けてきたつもりですが、接種忘れがないか気になっていたので、電子母子手帳アプリをいれてみました

その他にも、子どもの身長や体重は、入力すると自動でグラフ化されたり、成長日記や写真、健診記録なども入力できるようになっています

自治体からの子育て情報を簡単に確認できるのも便利ですね

子育て中の方より、これから出産される方のほうが活用シーンが多く、そのメリットを享受できるはずです

是非これからママになる方は使ってみてください(うらやましい!)

 

子育て中の方でも、災害等での母子手帳の紛失の恐れを考えると、予防接種記録を中心に情報を共有しておくのもよいかなと思いました

電子母子手帳サービスはまだ一部の地域でしか実施されていないため、違う自治体に引っ越したりした場合に、使用できなくなる可能性があるのがデメリットです

その場合は、マイナンバーと予防接種履歴の連携に依存することになるのでしょうね

 

***編集後記***

電子母子手帳のいいな、と思ったところは、WEB版のみとはいえ、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語など複数の言語に対応しているというところ

子どもが10代ともなると、母子手帳の出番は少なくなりますが、留学や海外勤務など思わぬところで予防接種記録が必要になることがありますので、紙以外でも記録を残すのも有益です


・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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