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税理士試験について…税理士試験発表前夜に思い出すこと

いよいよ明日は税理士試験の発表ですね

試験は暑い8月

なのに、合格発表が忘年会やクリスマスムード一色な12月

例年のこととはいえ、長い間待ったこと、それだけでも本当にお疲れ様です

j4sonp / Pixabay

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税理士試験のスケジュール

税理士試験は、毎年8月に全国各地で一斉に行われます

税理士試験の目的は、税理士となるのに必要な学識及びその応用能力を有するかどうかを判定すること。

試験科目は、会計学に関する科目(簿記論及び財務諸表論)の2科目と、税法に属する科目(所得税法法人税法相続税法消費税法又は酒税法国税徴収法住民税又は事業税固定資産税)のうち受験者の選択する3科目(ただし、所得税法又は法人税法のいずれか1科目は必ず選択しなければならない)です。

なお、税理士試験は科目合格制をとっているため、受験者は一度に5科目を受験する必要はなく、1科目ずつ受験してもよいことになっています。

合格科目が会計学に属する科目2科目及び税法に属する科目3科目合計5科目に達したときに合格者となります。

 

試験の実施スケジュールは、例年4月に実施公告がだされ、5月に願書受付、8月に3日間にかけて試験があり、合格発表は12月中旬の金曜日となっています。

今年も、猛暑のなか8月9日~11日にかけて試験が実施され、発表は明日12月16日。

8月11日が今年から「山の日」となり、祝日でしたが、試験は関係なく実施されました。

明日の発表を前にドキドキしている受験生の方、長い間待って本当にお疲れさまでした。

とくに、合格していれば合格科目が5科目目に達する方は、期待と不安な気持ちでいっぱいでしょう。

受験生が減っている

税理士受験生はここのところ急減しています。

少子化で若年層自体が減っているとはいえ、ここ数年の減少傾向に歯止めがかかりません。

平成23年度(第61回)の受験申込者数が62,996人であったにもかかわらず、毎年数千人ずつ受験申込者数が減少して、今年(第66回)の受験申込者数が44,044人でした。

実に5年前の7割弱となっています。

税理士という職業の魅力が薄れてきているのか、試験制度自体が敬遠されているのか、減少の原因は様々だと思います。

それでも、試験が難しくてなかなか合格できない、ということは、合格できればそれだけの希少性があるということでもあり、志願者は頑張って受験を続けてほしいとエールを送ります。

ちなみに合格率は科目によって異なりますが、だいたい10~15%くらいです。

試験後のスケジュールも考えておく

税理士試験との付き合いは、5科目合格まで短い人で数年、長い人では10年近くにわたります。

8月の試験が終わり、12月の発表まで勉強をストップしてしまうと、発表後、たとえ合格でも不合格でも、リスタートに時間がかかってしまいます。

できれば、試験後も継続して勉強するスタイルを続けましょう。

新しい科目の勉強を始めるにせよ、同じ科目の勉強を続けるにせよ、です。

資産税の分野に興味のある方でしたら、税理士試験後に宅地建物取引士試験の勉強をするのもおススメです(10月の宅地建物取引士試験を実際に受験するのでしたら、8月の税理士試験前に宅地建物取引士の願書提出があるのでお忘れなく)。

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税理士試験の結果は、科目合格の場合、例年12月中旬の金曜日発表で、土曜日に結果通知の封筒が到着することが多かったですが、一度だけ金曜日の発表当日に届いたことがあります。

発表当日に届くなんて、予期していなかったのでビックリしたのを記憶しています。

5科目合格の場合は、合格発表日の官報に名前が掲載されます(官報合格と呼ばれます)。

当日の官報がホームページにアップされるのは確か朝8時半ころ。

5科目合格を待つ方はもちろん、科目合格を待つ方も、素晴らしい金曜日となりますように!

 

※※※編集後記※※※

自分の官報合格の日は確か13日の金曜日でした…不吉な予感と闘いつつ、嬉しいというより安堵でいっぱいでした。


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このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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