静岡県熱海市と愛知県常滑市でも
2025年に「宿泊税」が導入されることが決まりました
宿泊税とは
宿泊税は、自治体が条例で独自に課税できる「法定外目的税」です
2024年6月現在、宿泊税を導入しているのは、以下の9つの自治体です
都府県:東京都、大阪府、福岡県
市町:京都市、金沢市、倶知安町、福岡市、北九州市、長崎市
2024年11月より北海道ニセコ町でも「宿泊税」が導入される予定です
また、新たに、愛知県常滑市が2025年1月6日から、
静岡県熱海市が2025年4月1日から
宿泊税を新設することが決まりました
東海地方初の宿泊税はセントレアのお膝元「常滑市」
愛知県常滑市というと「常滑焼」という焼き物で有名ですが、
中部国際空港セントレアがあることでも知られています
2005年の中部国際空港の開港、2019年の愛知県国際展示場の開業により、
多くの人の往来がうまれたものの
来訪者を市街地に呼び込む観光施策が必要とのことで、
宿泊税を導入することにより、空港周辺や市街地を結ぶシャトルバスの運行といった
国内外の人々の来訪や交流を促進したいとしています
常滑市の宿泊税は、2025年1月6日以降、
市内のホテルや旅館等に宿泊料金を支払って宿泊する方に対して
1人あたり1泊200円とされ、宿泊料金と一緒に支払います
熱海市の宿泊税
静岡県熱海市の宿泊税は、常滑市と同様、
熱海市内にホテルや旅館等に、宿泊料金を支払って宿泊する方に対してかかります
宿泊税の金額も、常滑市と同じで、宿泊者1人あたり1泊につき200円
宿泊料金に応じて、宿泊税の金額を決めている自治体がおおいなか、
両市ともにかなりシンプルな設定です
宿泊税を徴収する宿泊事業者(特別徴収義務者)にとっては
簡素な制度であるほうが望ましく、その点は考慮されたようです
なお、熱海市の宿泊税は、小学生以下や、
修学旅行などの宿泊を伴う学校行事に参加する方は免除の対象です
一方で、常滑市では修学旅行生等の課税免除が設けられておらず、
宿泊者の年齢にかかわらず、1人あたり1泊につき200円の宿泊税が
宿泊数に応じてかかります
(添い寝など宿泊料金がかからない場合は宿泊税は免除)
***Something NEW***
旅の手帖 2024年7月号
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