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税理士試験受験申込者数の減少に驚いたはなし

来月行われる第68回税理士試験

受験申込者数が発表されました

受験生の皆さんラストスパート頑張ってください

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平成30年度税理士試験受験申込者数

2018年8月7日から9日にかけて行われる、第68回税理士試験

受験申込者数が本日発表されましたが、前年比93.4%、38,525人にとどまりました

前年より7%も減少という事実もさることながら、6年前、平成24年の受験申込者数が58,453人だったことを考えると、6年で2万人もの受験申込者数が減少、ボリュームとしても3分の2程度に縮小してしまったとは、元受験生としてビックリです

今回からの変更点

参考までに、今回(第68回)の税理士試験から以下の2つの点が変更となっています

  • 受験手数料が値上げ(1科目3,500円から4,000円へ、2科目受験なら4,500円から5,500円へ)
  • 税理士試験の試験結果について、合格点に達しなかった科目は、これまでのA~D(A:59~50点、B:49~40点、C:39~30点、D:29点以下)のランクに代えて、総得点が通知されるようになる

受験者数はここ数年、連続して減り続けており、この変更が受験申込者数に与えた影響は微小でしょう

トレンドとしての減少傾向に歯止めがつけられないといったところでしょうか

 

リカレント教育時代の税理士試験

リカレント教育という言葉をしっていますか

リカレント教育とは、生涯教育の一形態で、基礎教育を終えて社会人になったあとも、個人のニーズに応じて学び直し、また就労するという、循環・反復型の教育システムです

人生100年時代、寿命が延び、技術革新がめまぐるしい変化の激しい時代には、学校を出て、就職し、そのまま同じ会社で一生を終えることはもはや難しいでしょう

少子高齢化がすすみ、人口が減る中、現在仕事をしていない女性や高齢者も労働力として活用することも急務です

そこで、再教育・再就職につなげるため、リカレント教育がいま注目をあび、関連の法整備が検討されているところです

 

税理士試験は、受験資格が定められているとはいえ、「学識」「資格」「職歴」「認定」のいずれか1つでも満たせば受験資格が認められます

税理士試験というと、試験の難しさや厳しさ、合格までに長い年月がかかることが独り歩きしているように思います

しかし、多様な受験資格や科目合格という制度を備える税理士試験は、社会人の学び直しのゴールにもふさわしい資格です

多くの方が試験のスタートラインに立つことができること、そして、学び直すことで得た資格と知識を活用し、感謝されて仕事ができる魅力を微力ながら伝えていかなくては

なにより税金のことを知っているのは、日々の生活に役立ちますよ

 

***編集後記**

税理士の魅力をPRする広告シールを学食のトレイに貼って、現役大学生にアピールというのをことし税理士会が始めました

大学生だけでなく、幅広く興味をもってもらえる取り組みが必要ですね


・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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神奈川県鎌倉市で相続を得意とする女性税理士(横浜家庭裁判所 成年後見人等推薦者名簿登載者)が、お客様の負担をできるだけ軽減するため相続税の申告から相続にまつわる各種お手続きなどをサポートしております

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