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車検時の税金と、自動車重量税の額が簡単にわかる方法

自動車を安心して運転するために欠かせない車検

総費用の額に目がいきがちですが

車検時にかかる税金の仕組みをご存知ですか

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車検にかかる費用の内訳

車検にかかる費用の内訳をご存知ですか

その内訳は、「法定費用+整備代(部品交換代)

実際に検査や整備にかかった費用だけではなく、税金(法定費用)も含まれています

 

法定費用とは、車検時に必ずかかる費用で、「自動車重量税」「自賠責保険料」「印紙代(検査手数料)」の3つをまとめた費用をいいます

法定費用は、車検を受ける場所に関係なく、どこで受けても必要になる費用で、その額は、自動車の種類、車体重量、車検有効期間等により決められています

 

このため、車検費用で違いがでるのは、必要な点検や整備を行うための費用である、整備代や部品交換代です

車検を受ける場所(ディーラー、民間整備工場、ガソリンスタンド等)や交換する部品によってかかる費用が大きく変わります

 

自動車重量税も重課制度あり

車検時に必ずかかる「自動車重量税」「自賠責保険料」「印紙代(検査手数料)」という法定費用は、車検をどこで受けても同じ車なら同じ金額とはいえ、自動車の種類(普通自動車か軽自動車か、など)により異なる設定となっています

とりわけ、自動車(自家用乗用)の自動車重量税は、車検証の車両重量に記載された重量のほか、所定の条件(燃費や排出ガスの区分や経過年数)により、税額が定められているのが特徴です

なお、平成31年4月30日まではエコカー減税が施行されていますので、対象車は新規検査、車検の際に自動車重量税の減免を受けられます

ただ、自動車重量税のエコカー減税・免税の基準は年々厳しくなっているうえ、エコカー減税対象外の自動車は、車検証の初度登録年月からの年数により3段階で自動車重量税の税額が決められていて、表で見てもかなり複雑です(乗用車、だけみても)

車検証の初度登録年月からの年数により3段階に分かれているというのは、車検証の初度登録年月から「13年未満」「13年経過」「18年経過」により、年数が経つにつれて税額があがっていきます(現行基準におけるエコカー減税対象車については、13年以上乗っていたとしても増税されません)

つまり、自動車税と同様、初度登録年月から年数が経つにつれ、重課される制度が導入されているのです

長年同じ車(特にエコカーでない)を乗り続けているユーザーにとってはダブルで重課はきついですね

 

次回自動車重量税額照会サービス

最近車検をうけたこともあり、普段あまりお目にかからない自動車重量税の税額一覧をみてみましたが、自動車の重量だけでなく、エコカーOR NOT、初度登録年月からの年数などにより、細かく税額がわかれているのを目の当たりにしました

複雑になっているな~と思っていたら、国土交通省から「次回自動車重量税額照会サービス」というサービスが提供されているので、ご紹介します

 

このサービスは、2018年4月2日スタート

次回自動車重量税額照会サービス

トップページから、次回自動車重量税額照会を行う場合は、「照会画面へ」ボタンをクリックします

そして、車検証に記載されている車台番号と検査予定日を入力して右下の青い「照会」ボタンを押せば、

次回の車検時の自動車重量税が算出されます

利用可能時間は9時から21時までですので、ご注意ください

 

***編集後記***

我が家の車検がおわりました

自動車税が「13年経過」OR NOTの2段階に対し、自動車重量税は3段階で「18年経過」だと更に重課されるのをはじめて知りました(2年後も同じ車なら最重課の対象だ)


・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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神奈川県鎌倉市で相続を得意とする女性税理士(横浜家庭裁判所 成年後見人等推薦者名簿登載者)が、お客様の負担をできるだけ軽減するため相続税の申告から相続にまつわる各種お手続きなどをサポートしております

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