捨てる贅沢 ~読書Diary4~

シェアする

Pocket

久々の読書Diaryは

昨日発売の『捨てる贅沢』(ポプラ新書)

ミニマムな生活を送るための

方向性を示唆する一冊です

著者はどんな方?

『捨てる贅沢』の著者、山本憲明さんの著作を初めて読んだのは、税理士試験の受験生だったころ。

サラリーマン時代に簿記知識ゼロから勉強を始め、働きながら4年で税理士試験に合格した経験をもとに書かれた『税理士最短合格の時間術・勉強術』は、受験生必読の書です。

山本さんは試験合格後、税理士事務所を開業され、今では並行して執筆業、馬主業のほか、電子書籍の出版業も行われています。

同世代の親近感もあり、メルマガやブログも拝読、淡々とした語り口とは対照的な鋭い先見の明にハッとすることがしばしばです。

そんな作者である山本憲明さんが、同世代に向かって「捨てる」ことで人生を好転させていこう、というメッセージを込めて作られたという、最新作『捨てる贅沢』

この本では、「働き方」「生産性や時間」「お金」「人間関係」のそれぞれについて、何をどう捨てていけば、人生が拓かれていくのかを同世代に向け愛情をもって示しています。

「今の仕事を一生やる」というこだわりを捨てる

サブタイトルの「新しい人生をはじめる30のヒント」のなかで、いちばん心に響いたのは「今の仕事を一生やる」というこだわりを捨てる、という文章です。

一つの仕事を一生やり、定年まで勤め上げ、定年以降は好きなことをして安穏と暮らす、という将来設計はもう捨てましょう。今は想像以上に会社や事業の寿命が短くなっています。

こだわりを捨てて、死ぬまでさまざまなことにチャレンジをし、自分の手で稼ぎ続けようではありませんか。

そのためにはどうしたらよいのか、一つの方法は「スモールビジネス

一つの仕事にこだわらず、独自に規模の小さい事業をいくつか運営していく。

事業がいくつかあれば、万一何かで失敗しても、傷は小さくてすみます。

また、自分だけの事業を持っていれば、年金や貯蓄の心配も減り、家にじっとこもっているより健康的です。

様々なことにチャレンジするためにも「自分で決めた限界を捨てる」という考えも共感します。

とにかく最初に動く、常に工夫をする、常に改善をする、常に新しい一歩を踏み出す。

その瞬間から、あなたは成長するのです。

同世代応援歌

この本の巻末では『LIFE SHIFT』を例にあげ、「私たちは長生きすることを前提として、もう一度人生の組み立てを考えていく必要があるでしょう」と述べる著者。

御年100歳の方にお目にかかることも珍しくなくなりました この長寿時代…100年ライフでなにが変わるか?どう生きるのか? 話題の...

100年ライフを見据え、「人生全体」や「人生の目標」といったものをイメージし、それを達成するための位置を探るような生き方をしましょう。

先日、同世代で通訳案内士の資格について話題になったときのこと。通訳ガイドは副業はもちろん、退職後のお小遣い稼ぎにもよいのではと現役通訳案内士が言っていました。なんと来年からは資格なしでも有料ガイドができるようになるそうです。

老後に旅行をするとしても、ツアーで年金を使うよりガイドで年金を補う、といった発想をもってみる。

そのためには何が必要なのかを考え、達成するための道を探るような生き方をすることで、長く生き、かつ変化の大きい時代を生き抜くことができるのです。