銀行へ行かずに、自宅やオフィスなどから
インターネット経由で納税できる整備が整ってきました
個人事業主であれば、国税の「ダイレクト納付利用届出書」の提出が
オンライン提出可能となり、ダイレクト納付の利用開始が容易になっています
便利だけど最初が面倒な「ダイレクト納付」
インターネットの普及、そしてリモートワークやステイホームの影響で、職場や自宅などから税金の申告から納税までを済ませる流れが加速しています
国税の「ダイレクト納付」とは、e-Tax(国税電子申告・納税システム)により申告書等を提出した後、納税者自身名義の預貯金口座から、即時又は指定した期日に、口座引落しにより国税を電子納付する手続です
「ダイレクト納付」を利用するには、事前に税務署へe-Taxの利用開始手続を行った上、税務署又は利用される金融機関に専用の届出書(ダイレクト納付利用届出書)を所轄の税務署へ提出する必要があります
e-Tax の利用開始手続はインターネット上で行えますが、「ダイレクト納付利用届出書」へは銀行の口座情報を記入し、届出印を押印するなど、ネット上では完結しません
しかも、「ダイレクト納付利用届出書」を提出しても利用開始までに2週間ほどかかることから、思い立ってすぐに利用開始できないのがデメリットでした
個人の「ダイレクト納付利用届出書」提出はネット上で完結
個人の方に限ってではありますが、2021年1月から「ダイレクト納付利用届出書」を e-Tax により提出することが可能になりました
e-Tax の利用開始手続きが済んでいれば、手続きはそれほど難しくありません
パソコンやスマートフォンから e-Tax(Web版、SP版)にログインし、入力画面に従って必要事項を入力し「ダイレクト納付利用届出書」を送信します
ダイレクト納付利用開始届出書オンライン提出の流れ(Web版)
ダイレクト納付利用開始届出書オンライン提出の流れ(スマートフォン版)
「ダイレクト納付利用届出書」をオンライン提出して利用可能となるまでの期間は「1週間程度」と公表されています
書面提出の場合は「2週間程度」かかっていましたので、半分くらいに短縮されています
実際にオンライン提出をすると「金融機関の審査には3営業日程度要します」というメッセージがあらわれることもあります
いずれにせよ、オンライン提出から1週間あれば利用開始できると思っていればよいでしょう
脱「納付書」の一歩に
個人の「ダイレクト納付利用届出書」のオンライン提出が可能となり、その利用をいちばんおすすめしたいのは、源泉所得税を納付する個人事業主の方です
ダイレクト納付の手続きをしておくと、源泉所得税の徴収高計算書をe-taxで提出し、そのまま納付手続きをすすめることができるからです
税金を納める日(口座振替される日)も、「今すぐに納付」又は「納付日を指定」のいずれかを選択できます
源泉所得税納付の時期ですが、個人事業主の方でまだ「ダイレクト納付」を利用していない方は、この機会に試してみるのもよいでしょう
2021年は7月10日が土曜日のため、7月12日が納付期限となるので、オンライン提出ならこれから「ダイレクト納付」の手続しても間に合いそうです
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