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所得税の振替納税の申込がオンラインで可能に

これまで、所得税の振替納税を利用する場合

事前に税務署又は希望する金融機関に「振替依頼書」を提出する必要がありましたが

2021年1月からオンライン(e-Tax)で提出できるようになりました

転居等により所轄税務署が変わった場合の手続きにも変更があります

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「振替依頼書」がオンラインで提出可能に

納税者自身の名義の預貯金口座からの口座引落しにより、所得税や個人事業者の消費税を納める手続きを「振替納税」といいます

「振替納税」を利用するには、これまでは、専用の書類「預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書」(以下「振替依頼書」)に口座情報など必要事項を記入し、金融機関届出印を押印した上で、税務署又は希望する預貯金口座の金融機関へ事前に提出する必要がありました

ところが、2021年1月からはこの「振替依頼書」をパソコンやスマートフォンから、e-Tax を使って提出できるようになりました

 

ただ、すべての金融機関が振替依頼書のオンライン提出に対応しているわけではないので、ご自身が振替を希望する金融機関が対応しているかを確認してからオンライン提出を選択しましょう

振替依頼書のオンライン提出が利用可能な金融機関一覧はこちらのホームページで確認できます

オンライン提出利用可能金融機関一覧(振替納税)|国税庁

 

3大メガバンクなど大手銀行はオンライン提出にすでに対応していますが、楽天銀行の受付開始予定日が2021年4月1日からなど、ネットバンクへの対応がまだすすんでいないようです

なお「振替依頼書」は、引き続き書面での提出も可能です

オンライン提出に対応していない金融機関での振替納税を希望する場合は、書面の「振替依頼書」を作成の上、金融機関又は税務署へ提出しましょう

 

振替依頼書のオンライン提出の申し込みの手順

振替依頼書をオンライン提出する方法は次の通りです

  1. 事前準備
  2. e-Tax で入力
  3. 金融機関のサイトで入力
  4. 「提出」ボタンを押して送信
  5. 受付メッセージの受信

1. 事前準備」では、e-Tax の利用者識別番号、金融機関名・支店名・口座番号などが確認できるものを用意します(利用者識別番号がない方は、e-Tax の利用開始手続きにて即時に取得できます)

2. e-Taxで入力」では、自身の名前、住所、提出先税務署、口座名義等を入力します

3. 金融機関のサイトで入力」は、振替納税を利用する金融機関を選択し、手続きに必要な情報を入力します

この手続きの後は、またe-Tax のサイトに戻りますので、画面に表示された振替依頼書情報を確認の上「提出」ボタンを押して、送信します

提出が済むと、受信通知がe-Tax のメッセージボックスに格納されますので、確認しておきましょう

 

引っ越しがあった場合の振替納税

一度「振替依頼書」を提出(送信)すると、預貯金口座の変更依頼や振替納税の取りやめ依頼がない場合、自動的に次回以降も振替納税が行われます

従来、引っ越しなどにより所轄の税務署が変わった場合には、新たに振替納税の手続きが必要でしたが、「所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出書」の記載内容が最近変更され、異動前の所轄税務署に異動後も継続して振替納税を行う旨を記載して提出した場合は、あらたに振替納税の手続は不要となっています

 

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・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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神奈川県鎌倉市で相続を得意とする女性税理士(横浜家庭裁判所 成年後見人等推薦者名簿登載者)が、お客様の負担をできるだけ軽減するため相続税の申告から相続にまつわる各種お手続きなどをサポートしております

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