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最近の相続税の税務調査の状況とは

最近の相続税の税務調査の状況が国税庁から公表されました

コロナの影響で実地調査は大幅に減少したものの

実地調査1件あたりの追徴税額は過去10年間で最高となっています

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相続税の調査等の状況

令和2事務年度における相続税の調査等の状況」が国税庁より公表されています

これは、毎年この時期に国税庁から発表される相続税の調査件数などをまとめたもので、「令和2事務年度」とは「令和2年7月から令和3年6月まで」の期間です

「令和2事務年度」は、新型コロナウイルス感染症の影響をおおきくうけた時期で、公表された資料の数字にも色濃く反映されています

令和2事務年度における相続税の調査等の状況|国税庁

 

感染症の影響で、相続税の実地調査の件数は激減

相続税の実地調査は、資料情報等から申告額が過少と想定される事案や、申告義務があるにもかかわらず無申告であると想定される事案等について行われます

令和2事務年度では、新型コロナウイルス感染症の影響により、実地調査の件数は例年と比べて劇的に減少しました(対前事務年度比 48.0%)

しかしながら、⼤⼝・悪質な不正が⾒込まれる事案を優先して調査したところ、実地調査1件当たりの追徴税額は 943 万円(対前事務年度⽐ 147.3%)となり、過去10年間で最⾼となっています

 

書面や電話連絡などによる申告の是正件数は急増

令和2事務年度では、感染症対策のため数を絞って実地調査を実施する⼀⽅で、税務署からの書面や電話連絡等による申告是正の手法が積極的に行われました

税務署からの書面や電話連絡、⼜は来署依頼による⾯接により申告漏れ、計算誤り
等がある申告を是正する件数は、13,634件と前事務年度と比べて1.5倍以上増加しました

これらの申告是正により見つかった申告漏れ等の件数、申告漏れ課税価格、追徴税額の合計額は、すべて前事務年度と比べて大幅に増加している点も注目されます

 

感染症の影響をうけ、海外資産関連事案に対する実地調査の件数も減りましたが、国際化の進展に伴った海外取引や海外資産の保有状況の把握も積極的に行われています

 

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・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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