専門知識で相続税の負担を軽減|慣れないお手続きも女性税理士がサポートいたします

帯状疱疹ワクチンと医療費控除

帯状疱疹の予防にはワクチン接種が有効です

ワクチン接種の費用を公費で負担する自治体が増えてきました

予防のための接種ですので、その接種費用は医療費控除の対象外です

スポンサーリンク

帯状疱疹と予防のためのワクチン接種

帯状疱疹とは、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です

日本人成人の9割以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏していて、

過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが活性化して帯状疱疹を発症します

 

50歳以上になると、発症率が高くなり、

80歳までに約3人に1人が帯状疱疹にかかるといわれています

 

帯状疱疹の予防には、ワクチン接種が有効です

 

水ぼうそうにかかったことがある方は、

すでに水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが、

年齢とともに弱まるため、50歳以上を対象に、

ワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防することができます

 

帯状疱疹の発症を予防できるワクチンには、

生水痘ワクチン帯状疱疹ワクチンの2種類があります

 

予防接種と医療費控除

予防接種は、疾病の予防には有効な手段ですが、

治療のための費用ではないため、医療費控除の対象とはなりません

というのは、医療費控除の対象となるのは、

医師等による診療等を受けるために直接必要なものに限られています

したがって、予防接種のように疾病の予防のための費用は、医療費控除の対象外です

 

ただし、家族がB型肝炎になったため、

医師の勧めで同居する家族がB型肝炎ワクチンを接種したときのように、

医師によるB型肝炎の患者の治療の一環として不可欠であると認められる場合には

B型肝炎ワクチンの接種に要した費用が医療費控除の対象となるものとして取り扱われます

 

自治体による接種費用助成も

帯状疱疹の発症を予防できるワクチンには、

生水痘ワクチン帯状疱疹ワクチンの2種類があります

 

生水痘ワクチンの接種回数は、1回のみで、費用は約7,000円から10,000円程度、

帯状疱疹ワクチンの接種回数は2回で、費用は1回あたり20,000円から30,000円程度かかります

 

予防接種には、国が法律で接種することを勧めている「定期接種」と

それ以外(任意接種)があり、投稿日現在(2023年8月7日)、

帯状疱疹ワクチンは50歳以上を対象として「任意接種」として行われています

 

ただし、通常は任意接種として全額自己負担になるところ、

お住いの区市町村によっては、一部助成が受けられる場合があります

 

名古屋市が早くから予防接種の費用助成を行っていますが、

東京都内の23区をはじめ、助成を開始する自治体が増えてきています

 

接種を希望する方は、お住いの自治体に助成制度がないか確認してみるのがよいでしょう

 

***Something NEW***

エリックサウス監修ビリヤニ

 

 

 


・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

◆鎌倉で相続なら、鎌倉市の相続専門税理士事務所|女性税理士がお手伝いいたします

神奈川県鎌倉市で相続を得意とする女性税理士(横浜家庭裁判所 成年後見人等推薦者名簿登載者)が、お客様の負担をできるだけ軽減するため相続税の申告から相続にまつわる各種お手続きなどをサポートしております

◆オンライン(ZOOMなど)や電話でのご相談も承っております

事務所ホームページはこちら