ひとたび相続が発生すると
相続人のもとには色々な手続きが次々と押し寄せます
あなたにとっては初めてのことばかりであっても
専門家にとっては日常のこと
はやめのご相談により効率よくサポートできます
やるべきことが多すぎる?
相続が発生した方とお話をしていると、やるべき手続きが多くて…と口にされる方が少なくありません
葬儀の手配はもちろん、並行して役所の手続きをしたり、各種の支払いを済ませたり…
少し落ち着くと、戸籍を取り寄せたり、印鑑証明書を用意したりと、普段はあまり手にすることもない書類を集め、書きなれない書類を記入して、と慣れない手続きにグッタリという方もいらっしゃいます
こうした手続きも生前にひと工夫したり、専門家にはやめに相談することで、負担を軽減することが可能です
生前にしておくとよいこと
生前にしておくとよいのは、財産を整理し、そのリストを作っておくことです
高齢の方で自分で行うのが難しいのであれば、家族や友人などの力を借りましょう
もちろん専門家に相談するのもよいでしょう
とくに、取引している金融機関(銀行・証券会社)がたくさんある場合は、残高が少ないもの、もう利用しなさそうな口座から解約の手続きをしましょう
口座を解約したら、面倒でも、解約した残高を別の銀行口座にそのまま入金しておきましょう
そうすれば、あとから通帳をみれば、お金の流れがわかります
解約した口座に関する書類(通帳や解約書類)は、10年位は保管しておきます
金融機関での口座に関する手続きや入出金手続きは、口座保有者が高齢になればなるほど、簡単にできなくなります
お元気なうちに、整理しておくことをおすすめしています
専門家にはやめに相談する
もうひとつおすすめしたいのは、専門家に早めに相談するということです
相続税の観点から、生前にこうしておいたら…と思うことは多数ありますが、節税だけを考えて行動すべきとは思いませんし、多少不利でもご本人やご家族がその時々にベストの方策を考えたうえでの選択を尊重しています
それでも、Aという道とBという道があり、それぞれのメリット&デメリットを生前にご存知であれば、と思うことはよくあります(抽象的ですが)
また、相続発生後であっても、相続税の申告が必要であると判断できる位の財産があれば、銀行での相続手続きを終わらせる前に、税理士に相談してみるとよいでしょう
税申告に必要な残高証明書などの発行も、相続手続きで銀行に出向く際に依頼すれば、書類を追加で記入するだけで交付されますが、すでに相続手続きが終わってしまっていると、単なる書類発行でも、再度、戸除籍謄本や印鑑登録証明書・実印が必要となる場合があります
相続人の方にとっては、慣れない相続手続きであっても、専門家にとっては日常のことです
二度手間にならないよう効率よく手続きをすすめるノウハウを持っていますので、是非はやめにご相談ください
***編集後記***
今日は、銀行の相続手続きのことで問い合わせなどをたくさんしました
7月中にと思っていた、自身のiDeCo申し込みは来月になってしまい反省(今からだと、最短で9月引落とのこと)
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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