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税務署収受印の代用となる「受信通知」とは

法人でも個人事業主でも

申告書の提出後に税務署受付印のある

申告書の控えが必要になることがあります

電子申告の場合は「受信通知」が受付印の代わりになります

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平成28年分の確定申告状況

本日、国税庁のホームページに

平成28年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について」が発表されました。

平成28年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について

 

これは平成28年分の確定申告の状況(所得税等、個人事業者の消費税、贈与税の申告状況)やICT利用状況をまとめたものです

 

ICT利用状況をみると、国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーや民間の会計ソフトで申告書を提出する方が着実に増えてきています

e-Tax を利用して確定申告書を送信する、いわゆる電子申告も普及しました

 

電子申告すると税務署受付印はどうなる?

これまで紙の確定申告書を提出していた方は、電子申告にすると、確定申告書の控えに押してもらっていた税務署の受付印がなくなってしまう、と心配になるかもしれません

確かに、電子申告の場合は、紙の申告書を税務署に提出するというわけではないため、「〇年〇月〇日に申告書を受け付けました」という税務署の受付印がもらえません

 

そのかわりに、電子申告で確定申告書を送信している場合には、e-Tax のメッセージボックスに格納される「受信通知」により、申告等のデータが税務署に到達したことを確認できます

具体的には、「メール詳細」というタイトルの「受信通知」と呼ばれる受付メッセージが、電子申告した個人法人に送られます

受信通知」とは、国税庁が確定申告書のデータを受け付けたことを確認できる書類で、申告された方の氏名又は名称、提出先税務署、受付日時、受付番号及び申告した税目等が表示されます

この「受信通知」など受信したメッセージは、それぞれの納税者のメッセージボックスに格納された日から120日を経過するとメッセージボックス(過去分)に移され、格納されてから1,900日間(約5年間)を経過すると既読・未読にかかわらず削除されます

逆にいえば、それまでは破棄されないわけで、自分でメッセージボックスをのぞきにいくことができれば、確定申告書を提出してからすこし経っていても、「受信通知」を手に入れることができるのは便利です

「受信通知」のだし方

税務署の収受印の代わりとなる、「受信通知」は、金融機関での手続きや補助金・助成金申請の際に提示や添付を求められることがよくあります

「受信通知」の印刷の仕方は、利用者識別番号と暗証番号をお持ちの場合、

  1.  e-Taxホームページの「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」で、利用者識別番号暗証番号を入力し、『ログイン』をクリック
  2.  メインメニュー画面から『メッセージボックス一覧』の「認証画面へ」をクリック(メッセージの確認には、マイナンバーカード等の電子証明書での認証が必要です)
  3.  メッセージボックス一覧の中から確認するメッセージ(受信通知が必要な申告)を選び、『手続き名』をクリック
  4.  メッセージの詳細が表示されます

すると、「メール詳細」というタイトルで「送信されたデータを受け付けました。」という文章からはじまる「受信通知」があらわれるので、提出が必要な場合は印刷等します

【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)の利用時間は、以下の通りです

1.通常期 ・月曜日~金曜日(休祝日及び12月29日~1月3日を除きます。)
24時間  (注)休祝日の翌稼働日は8時30分から利用開始します。

・毎月の最終土曜日及び翌日の日曜日
8時30分~24時

2.所得税等の確定申告時期 ・全日(土日祝日等を含みます。)
24時間  (メンテナンス時間を除きます。)


・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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