専門知識で相続税の負担を軽減|慣れないお手続きも女性税理士がサポートいたします

ネット専業銀行でも国民年金保険料などの口座振替が可能に

インターネット銀行のイオン銀行が

厚生年金保険料及び健康保険料等の社会保険料や

国民年金保険料の口座振替の取扱いを開始しました

労働保険料や税金の納付も

イオン銀行口座から口座振替により納付することができるようになる予定です

スポンサーリンク

口座振替とネット銀行

振込手数料も安く、ネットを利用して入金確認や振込などができて便利なインターネット専業銀行ですが、社会保険料や税金の納付・支払の引落口座には利用できないのがネックのひとつでした

 

事業をしていて、法人のメインバンクや個人の事業用口座をインターネット専業銀行にした場合、健康保険・厚生年金保険料の口座振替に対応していないため、そのネット専業銀行とは別に、都市銀行や地方銀行、地元の信用金庫などに口座をひらくことになった、というケースをよく耳にします

 

国民年金保険料の支払いを口座振替にする場合も、口座振替の申込書の「留意事項」として
▼インターネット銀行など一部の金融機関では取扱いがない場合があります。
とあるように、いわゆるネット専業銀行は口座振替対象外でした

 

また、申告所得税や消費税の振替納税でも、

インターネット専用銀行等の一部の金融機関、インターネット支店等の一部店舗ではご利用になれない場合があります。

とあることから、ネット銀行は対象外、という認識でいましたが、今後はすこし様子がかわりそうです

イオン銀行が国民年金保険料などの口座振替を開始

2018年10月1日より、インターネット銀行のイオン銀行が、厚生年金保険料、健康保険料、子ども・子育て拠出金及び国民年金保険料の口座振替の取扱いを開始しました

これに伴い、イオン銀行を口座振替希望金融機関とする「健康保険・厚生年金保険 保険料口座振替納付(変更)申出書」、「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」の受付が開始されています

 

これは、イオン銀行が日本銀行より「歳入代理店」の承認を受けたことで、イオン銀行の預金口座から口座振替による歳入金等の受入れの取扱いが開始になったことによるものです

 

労働保険料や申告所得税の口座振替による納付も可能に?!

イオン銀行によると、「国民年金保険料」、「厚生年金保険料及び健康保険料等の社会保険料」だけではなく、「労働保険料」、そして「申告所得税及び復興特別所得税」、「消費税及び地方消費税」などの国税も、イオン銀行の預金口座から口座振替により納付することができるようになる予定です

国民年金保険料・申告所得税等の口座振替に関するお知らせ|お知らせ|イオン銀行

 

これを機に、他のインターネット銀行も社会保険料や税金の納付・支払の引落口座に利用できるようになるのか、今後の進展が気になりますね

 

***編集後記***

公的年金の受取りについては、一部のネット銀行(ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行)でも受取り可能になっています

国庫金の取扱いをしている、これらの銀行は、国税還付金等の受取口座にすることもできます


・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

◆鎌倉で相続なら、鎌倉市の相続専門税理士事務所|女性税理士がお手伝いいたします

神奈川県鎌倉市で相続を得意とする女性税理士(横浜家庭裁判所 成年後見人等推薦者名簿登載者)が、お客様の負担をできるだけ軽減するため相続税の申告から相続にまつわる各種お手続きなどをサポートしております

◆オンライン(ZOOMなど)や電話でのご相談も承っております

事務所ホームページはこちら