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住宅ローン控除などに必要な「登記事項証明書」の取り寄せ方

確定申告で住宅ローン控除などを

うけようとするときに必要となる

マイホームの「登記事項証明書」は

おもに3つの方法で取り寄せることが可能です

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土地・建物の「登記事項証明書」とは

住宅ローン控除をうけるためには、その適用をうける初年度に所得税の確定申告が必要となります

このときに必要な書類のひとつに、マイホームの「登記事項証明書」があります

登記事項証明書は、登記記録に記録されている事項の全部又は一部を証明した書面で、法務局(登記所)が発行するものです

現在、登記事務はコンピュータで処理されていて、登記事項は磁気ディスクに記録されていて、その内容を用紙に印刷し、証明したものを「登記事項証明書」といいます

コンピュータ化される以前は、登記事項を直接登記用紙に記載していましたので、その用紙を複写し、証明したものが「登記簿謄本(又は登記簿抄本)」といわれていました

登記事項証明書と登記簿謄本は、名称が異なるだけで、どちらも証明内容は同じです

 

「登記事項証明書」の取り寄せ方

登記事項証明書は、法務局に交付してもらう書類です

その取得の方法は、おもに3通りあります

  1. 法務局(登記所)に出向いて、窓口で交付請求
  2. 郵送による交付請求
  3. パソコンからインターネットを利用してオンラインによる交付請求

1の窓口交付請求は、最寄りの法務局に足を運ぶ必要がありますが、申請後、すこし待てば、その場で交付されます

申請の際に記入する書類の書き方がわからなくても、窓口で質問できるのも心強いですね

窓口となる法務局の管轄外の登記事項証明書でも請求可能です

たとえば、東京法務局管内の登記所で、北海道の土地の登記事項証明書を請求し、受け取るということもできますので、自宅や職場から近い法務局や出張所に出向きましょう

注意点は、法務局の業務取扱日時が平日の月曜から金曜午前8時半から午後5時15分と限られていて、土日祝日と年末年始(12/29~1/3)は業務を行っていない点です


2の郵送による交付請求は、交付申請書とともに切手付き返信用封筒を、管轄法務局又は最寄りの法務局に郵送して、登記事項証明書を取り寄せる方法です

往復の封筒等を用意する手間はかかりますが、交付申請書の記入方法がわかるのであれば、法務局へいく手間と時間を省くことができます

なお、登記事項証明書の手数料(1通当たり600円)は、交付申請書に貼る収入印紙で納めます


3のオンラインによる交付請求では、登記事項証明書の交付をオンライン(インターネット)で請求するものです

登記事項証明書の交付請求の場合には,パソコンのWEBブラウザ上で必要な事項を入力するだけで手続を行うことができる「かんたん証明書請求」の利用が便利です

かんたん証明書請求」は、 電子証明書や専用ソフトのダウンロードも不要なので、インターネット環境さえあれば気軽に試すことができます(ただし、利用できる時間は平日の午前8時半から午後9時まで)

なお、オンラインで請求した登記事項証明書は、指定された法務局で受け取る方法/指定の送付先へ送付する方法のいずれかを選択でき、法務局で受取りだと1通480円、郵送で受取りだと1通500円と、法務局窓口や郵送での交付請求よりすこしおトクになっています

 

パソコン利用ならオンラインによる交付請求が便利

オンラインによる登記事項証明書の請求手続「かんたん証明書請求」の利用には、はじめに申請者情報の登録が必要です

申請者情報の登録では、「申請者ID」を自分で決める必要があり、決めた「申請書ID」は、そのパスワードともに忘れないようにしましょう

 

申請者情報の登録が済めば、以後は「かんたん証明書請求」メニューからログインします

証明書請求メニューから「登記事項証明書(土地・建物)」を選択し、「登記事項証明書」の交付をうけたい不動産の情報と必要な通数を指定して完成したネット上の「登記事項証明書交付請求書」を送信します

郵送での取り寄せのほか、証明書の受取場所として最寄りの法務局を指定することもできます

請求情報の送信後、すこし経つと、かんたん証明書請求の処理状況画面に手数料の納付情報が掲示されますので、納付期間最終年月日までに、ペイジー/インターネットバンキング/モバイルバンキング/電子納付対応のATMなどで手数料を納付します

 

普段パソコンを利用している方であれば、「登記事項証明書」の請求が初めてでも、比較的スムーズにすすめることができるとおもいます

細かい内容は注意点などは、下記サイトをご参考に

かんたん証明書請求|登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと

 

***編集後記***

手軽な「かんたん証明書請求」ですが、パソコンの利用環境により「ポップアップブロック機能の設定」「信頼済みサイトへの登録」「ブラウザのセキュリティ設定」が必要になる場合があります

先日利用した際は、インターネットバンキングを利用して手数料を納付するところでパソコンの設定に時間がかかってしまいました


・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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