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医療費通知を確定申告で利用するには

確定申告で医療費控除をうけようとする場合

医療費のお知らせ(医療費通知)を利用するのが便利です

ただし、1年分の診療分の情報を利用できるようになる時期は

加入する健康保険によって異なります

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医療費通知(医療費のお知らせ)とは

医療費通知(「医療費のお知らせ」と呼ばれることも)とは、

医療機関等で診療をうけた際にかかった医療費の額を

医療保険者(健康保険組合等)がとりまとめて発行するものです

 

つぎに掲げる6項目の記載がある「医療費通知」を確定申告書に添付する場合は、

「医療費控除の明細書」の入力を簡略化することができ、

医療費通知に記載されている分の医療費の領収書等の保存も不要となるので、

上手に利用して医療費控除の際の書類作成や領収書の整理保管などを省きたいものです

  1. 被保険者等の氏名
  2. 療養うけた年月
  3. 療養をうけた者
  4. 療養をうけた病院、診療所、薬局等の名称
  5. 被保険者等が支払った医療費の額
  6. 保険者等の名称

 

マイナポータルと連携する場合

医療費通知の情報は、マイナポータルと連携してデータを一括取得し、

所得税確定申告書に自動入力できるようになっています

 

マイナポータル連携で取得する医療費通知情報は、毎年、原則「2月9日」から取得できます

 

令和4年分以降は、1~12月診療分の情報が取得できるようになり、

確定申告での利用に便利になります

(ただし、保険診療分であっても、はり・きゅう等の施術費用や、整骨院・接骨院の柔道整復療養費など取得できない情報もありますので注意が必要です)

 

紙で発行された医療費通知を利用する場合

マイナポータルと連携して医療費通知情報を連携しない場合は、

紙で発行される医療費通知などを利用することになります

 

大手企業の健康保険組合などでは、紙面の通知ではなく、

WEB上の被保険者個人用サイトでお知らせするケースが多くなっていますが、

紙で発行される医療費通知(医療費のお知らせ)の発送時期は、

医療保険者(健康保険組合等)によって異なります

 

国民健康保険や後期高齢者医療保険に加入している場合は、

自治体のホームページなどで、医療費通知の発送時期を知ることができます

【参考】令和4(2022)年分の医療費通知

神奈川県後期高齢者医療広域連合

1回目の発送(令和4年1~11月受診分):2023(令和5)年2月10日頃

2回目の発送(令和4年12月受診分):2023(令和5)年3月10日頃

【参考】令和4(2022)年分の医療費通知

鎌倉市国民健康保険の場合

1回目の発送(令和4年1~11月受診分):2023(令和5)年1月下旬頃

2回目の発送(令和4年12月受診分):2023(令和5)年2月下旬頃

 

協会けんぽ(主に中小企業で働く従業員やその家族が加入する日本最大の医療保険者)の場合、

令和3年10月~令和4年9月受診分の医療費通知(医療費のお知らせ)が

2023(令和5)年1月中旬から2月初旬に事業所(勤務する会社)へ発送されることになっています

個人の自宅宛には発送されないので、

各事業所から被保険者へ配布されるのを待つことになります

 

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・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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